アメリカ生活は太る?ニューヨーク駐在妻が激太りした後半年で3キロ痩せた理由。
アメリカの食生活と聞いて想像するものって何でしょうか。
ビッグなハンバーガーに、ホットドック、ピザという炭水化物のオンパレードに、油の滴るステーキ、コーラ、毒々しいほどカラフルなお菓子…。
「野菜?食べてるじゃないか!このポテトチップス。」「今ダイエット中だから、ダイエットコークを毎日飲んでいるんだ。」
なんてアメリカンジョーク、よく聞きますよね。
渡米前、田舎の両親には
「あんた太りやすいんだから気をつけなさいよ。日本帰ってきて誰だかわからないくらい太ってたら困るよ。」と言われる始末。
私もニューヨークに住むまで、そんなステレオタイプのイメージを持っていました…。
そして実際、1ヶ月で激太りしました。だって食べてみたいものばっかりだったんですもん。ニューヨークって、思っていたよりもずーっと、美味しいものがたくさんあります。そうこう言っているうちに、顔と二の腕がパンパンに。
しかし!
炭水化物ダイエット、ジム通い、ヨガ、、、食欲だけは旺盛で、意思が弱く何をしても続かなかった私が、ニューヨークに来て半年、何か特別なダイエット法を実践したわけでもなくニューヨークに来る前の体重からマイナス3キロの減量を達成できたんです。今日はその理由を6つお話します。
1) 地下鉄の料金が高いので、どこでも徒歩で行きまくる
ニューヨークの主な移動手段は地下鉄かかタクシーです。地下鉄はどこまで行っても2.75ドル(日本円で約300円)。どこまで行っても一律料金なら、安いなぁって思うじゃないですか。
違うんです。
一駅しか乗らなくても300円なんです。
ましてや、中心街であるマンハッタンの広さは東京23区の世田谷区ほど。そんなに広くはありません。さすがにマンハッタンの上から下まで歩くと3時間くらいかかりますが、多くの日本人がそうであるように、中心街に住んでいれば目ぼしい場所の多くへは30分程度で歩いていけます。数十メートルの移動に300円…日本だったら品川→横浜でお釣りがくる金額。
タクシーは日本よりも安く乗れるUberというサービスがありますが、日常の生活で使うことはほとんどないかなと思います。
ということで、日々300円をケチるために歩き回っています。
2) 結局和食が食べたいので、自炊するようになる
こちらに来て1ヶ月は、毎日のようにやれシェイクシャックだ、ピータールーガーだ、という生活をしていました。そりゃ太ります。しかし、途中で気付いたんです。和食が最強であることに。
会社員時代、散々お世話になっていた大戸屋もあることにはあるのですが、超人気店、かつ、高い。せいろそば15ドル、鶏と野菜の黒酢あん定食21ドル、チキンかあさん煮定食 22ドルぅぅぅ!!!約2400円…。かあさんニューヨークに来てずいぶん変わっちゃった!?あのやさしいかあさんを返して!!!
働いていた時のことを思い出すなどして、涙目になりながら食べるほどちょう美味しかったのですが、毎日は行けない。
ということで、自炊せざるをえなくなりました。ちなみに、日本食を売っているスーパーがあるので、食材や調味料など大抵のものは手に入れることができ、料理嫌いの私にも言い訳が見つからない状況…半強制的に自炊するようになりました(のちに自分で作ったご飯が最強美味しいと気付きます)。
揚げ物なんてできないからヘルシーなものばかり食卓に並びます。良き良き。
3) 駐妻コミュニティにいると、綺麗な方が多く、勝手に美意識が高まる
たまに駐在妻の集いに呼ばれるんですが、20代〜アラフォーくらい(全くアラフォーに見えないです)の美女が大集結してます。華やかだけど、品があって、まず顔が美しい。いやそうなんですけど見習いたいのはその美意識!!やっぱり綺麗な人は努力しているんだなあと思います。
綺麗なものを見ると、なぜか自分も頑張ろうとか、せめて美意識だけは持ち続けようとか、そういう気持ちが湧いてくるじゃないですか。そんな感じです。
4) ジム付の家に住むので、ジムに行くのが億劫じゃなくなる
ニューヨークの不動産はピンからキリまで。ただし、治安の関係もあって、ほとんどの日本人がドアマン付き、ジム付き、もちろん利用料込のマンションに住んでいます。うちにはないですけど、シアタールームや子供のプレイルームがあるなんて物件に住んでいる方も。だからジム付きってそんなに珍しくないんですよね。
日本にいた頃、家から徒歩7分の、最寄駅の上にあるジムの会員だったんですけど、夏は暑くて行けず、冬は寒くて行けませんでした。汗を流すどころか、ジムの月会費7000円を水に流しまくる大失態です。
しかしニューヨークなら、月会費も気にせず、たまに来る「ちょっとカラダ動かしたいなあ〜」って気分の時だけジムに行けます。マンションから一歩も出ずに。これは、出不精の私にとってヒットでした。
日本に帰ったら部屋の中にランニングマシン置くしかないですね。
5) コンビニが少ないため、コンビニ飯&お菓子を買わなくなる
日本では、平日の昼は毎日セブンイレブンのお弁当を食べてました。もし私が突然死んでも、防腐剤のおかげで死体が腐らないほどに。それくらい、コンビニはなくてはならないものでした。私が好きだったのは、、、OLさん向けだと思われる、「ミニ丼」とかそういう可愛いやつじゃないです。ご飯の上にカレーとハンバーグが乗っかってチーズがかかったドリアです。名前忘れちゃったけど、スーパーカロリーランチです。でも美味しかった。
ニューヨークではびっくりするほどコンビニが少なくて、セブンイレブンもあるにはあるんですけど、あんまり買うものがありません。カレードリアもない。おかげで、全然コンビニに行かなくなりました。
あと、仕事終わりのご褒美♡と思って駅のKioskでガルボとかちっちゃいお菓子買ってたんですけど、地下鉄にコンビニがないので、お菓子も買わなくなりました。
6) むしろ、ニューヨーカーの方が日本人よりもよっぽど健康意識が高い
オーガニックをうたったサラダショップの多いこと。テレビを付ければサプリメントのCMがやっています。コールドプレスジュースとか日本でも流行ってますけど、ニューヨーク発祥だとは知りませんでした。今やニューヨーカーの間では、クレンズジュースの入ったエコタンブラーを腰に下げ、引き締まった脚をスポーツレギンスで魅せるのが最高にクールっぽいです。
また、天気がいい日にセントラルパークに出かけると、走っている人の多さに驚きます。皇居ランなんてもんじゃないです。老若男女が、脇目も振らず、思い思いに、走っています。その姿を見ると、「私は私のペースでやればいいんだ。私のカラダをいたわって、健康にしてあげられるのは私だけだ」というポジティブなメッセージを感じるのです。ニューヨークのそんな空気が、もしかしたら私の中の何かを変えてくれたのかもしれません。
いかがでしたか?
これからも、私は私なりに、美味しいものを探しに歩き回って、食べたいものを食べて、ニューヨーカーに負けないくらい自分を愛して。少しずつ自分の好きなカラダに近付けたらいいなぁ、と思っています。