O型女子の好奇心blog

好奇心のままに生きてたらNYに居た人。

紅白で観たPerfumeが気になっているあなたに。ファン歴12年の私が送る、おすすめ曲だけのプレイリスト

私はPerfumeが大好きです。

Perfumeと私の出会いは、忘れもしない、高校2年生の時(12年前!)、体育のダンスの授業でした。5名ほどのグループを作り、各自好きな曲を持ち込んで創作ダンスをするという授業だったのだけれど、「何の曲でダンスを踊るか、次回までに決めてきてください!」という宿題が出されました。

自宅に帰り開いた、当時今ほど浸透していないYouTubeで、たまたま見つけたPerfume。最初に観て衝撃を受けたのはDVD、bitter/sweetに収録されているパーフェクトスター・パーフェクトスタイルという曲の動画でした。(PSPSとか略されていた。)

なんて可愛い女の子たちなんだろう。

なんて切ないメロディなんだろう。

私はすごいものを目撃してしまったかもしれない。その日からPerfumeのことが頭から離れなかった。これは恋。

 

Perfumeの動画見たさに、ニコニコ動画のアカウントも作った。Perfumeの衣装が知りたくて2ちゃんねるも見た。周りにPerfumeを好きな人が誰もいなかったので、mixiのグループではいろんな人とPerfumeの話がしたくて仕方なかった。

結局私たちのグループはw-inds.オタクの友達の猛プッシュにより、彼らの曲を踊ったんだけれど。

 

私がPerfumeを好きなのは、

1) 中田ヤスタカ氏の神的メロディセンス

2) Perfumeを追っていると、何かよくわからないけど最先端のすごい技術と三人のパフォーマンスの融合を目の当たりにできる

3) 三人の人間らしさに、自分も励まされる

という3つの理由が大きいです。

 

前置きが長くなりました。

今回は(1)の理由に注目して、メロディが好きな曲を集めて、じっくり聴ける推し曲を10曲紹介したいと思います。繋げて聞いた時に、違和感なく、そのままプレイリストとなるように意識して並べてます。

 

1) Future Pop

2018年に発売された最新アルバム、Future Popの表題曲。

紅白でパフォーマンスされてましたね。初めて聴いた時は鳥肌が立ちました。イントロのクリーンで丁寧な音から、サビへの加速感が気持ちよく、昔想像してた「フューチャー」がすぐそこにきているんだな、って感じられる曲。表題曲だけあって、アルバムの中で一番好きでした。毎回最高値を更新して新しい世界を見せてくれるPerfumeに感動。MVはスマートシティになった東京が舞台となっており、近未来を感じさせるもの。色使いがとっても可愛くて、何度も見てしまう。

 

2) Seventh Heaven

2007年、Perfumeを一躍有名にした「ポリリズム」のB面に収録されている曲。

一言で言うと尊い。海のきらめきを連想させるような、美しいキラキラ感が最高。とろけるような片想いの心情を歌っています。歌詞は切ないけど多幸感溢れるメロディー。Future Popが好きな人はこちらの曲も好きだと思う。ライブで聴けると、歌っている三人がただただ眩しい。「ってどんだけw」という中田ヤスタカ氏の言葉遊びも好き。

 

3) パーフェクトスター・パーフェクトスタイル

2006年夏に発売されたPerfume初のベストアルバム、「Perfume〜Complete Best〜」における唯一の新曲。私がPerfumeを好きになったキッカケの曲。一説には、売れない時代を過ごしていたPerfumeが解散を視野に入れている時、ヤスタカ氏が三人に贈った曲とも言われています。「I still love キミの言葉がまだはなれないの あの日あの場所で凍りついた時間が 逢えないままどれくらい たったのかなきっと 手をのばしても もう届かない」切ない歌詞と切ない曲調。

当時ニコニコ動画で曲に合わせてアイドルマスターを踊らせた動画が100万再生と、オタク界隈ではとても人気があった曲。アイマスの動画よく見たなぁ。体育の授業ではw-inds.を踊りましたが、この曲のダンスは猛練習して一人で踊れるようになったのは良い思い出。他の曲よりも振り付けが覚えやすいと思われます。

3人とも若くてまだ子供でちょう可愛いのですが、のっちとよくセットで語られる「ハの字眉毛」がこの頃から健在なのがなんか愛しいです。

 

4) エレクトロワールド

こちらも紅白でパフォーマンスされてました。2006年発売の3rdシングルで、「Perfume ~Complete Best~」に収録。リニアモーターガール、コンピューターシティと並べて近未来三部作と呼ばれています。今年の紅白で観た時には、初期の曲なので本当にびっくりしました。でも2018年という時代にしっくり合っていたような。カウントダウンライブの生中継が終わった後にあ〜ちゃんが泣いていた、というtweetを見ましたが、感慨深いものがあったんだと思います。20代の大晦日を全部紅白で過ごしているなんてすごい。初期の頃の曲はまだまっさらだったPerfumeを中田さんがゼロベースで作っているような曲が多いので楽しい。

MVは仮想現実が壊れていく、というストーリーで、SFチックな世界観です。後ろでブリブリ言っているベースの音が気持ちよく、踊れます

 

5) 不自然なガール

2010年発売の10枚目のシングル。両A面に「ナチュラルに恋して」。ナチュラルの裏が「不自然」って、、、そのセンス、たまらないです。好きな人のこと意識しすぎて、不自然になっちゃう片想いの女の子の曲。イントロからドラマティックにサビが「can’t stop feeling〜」とはじまり、二番の歌詞には「とりあえずメイクして キミのメールを待つの きっとこのまま待って ただ期待だけをして」というメンヘラ的暗い気持ちをキャッチーに歌った曲。暗キャッチー。不自然だったり挙動不審だったり重い女だったり、、共感するものがあります。笑

 

6) NIGHT FLIGHT

2013年「⊿(読み方はトライアングル)」収録。pinoのCMソングでした。イントロから怪しく、80年代のテクノっぽい雰囲気。めっちゃ攻めてる〜。軽快な四つ打ちのリズムに、ベースがブイブイやってます。この曲については、うちの父親も「なんかいいな」と言っていました。

 

7) シークレットシークレット

2008年発売の「GAME」より。ダンスが猫っぽくてセクシー、超絶可愛い。イントロのシャンシャンシャン、、、っていうところからサビにかけてドキドキする展開が最高の、踊れる一曲。一度観たら忘れられないダンス、頭から離れないメロディー、しなやかな色気あるセクシーさ、Perfumeの良さを全面に出している曲だと思います。ファンからも根強い人気があります。

GAMEはバッキバキのPerfumeあり、歌モノあり、名曲しかない超良盤だと思ってる。

 

8) Spending all my time

2012年発売。アルバムとしては2013年「LEVEL3」に別バージョンが収録。

日本語訳すると「いつも同じ時を過ごしてきたね」ってな意味のタイトルだと思います。「spending all my time」「loving you forever」「いつもキミを想うよ」「信じてる キミのこと」「このまま離さないで」というフレーズだけを何度も何度もループさせているだけの歌詞なのに、サビに向けて爆発的に盛り上がる。爆発的に。計算されてるよなぁ。。。歌詞が単純だけどとにかく踊れるので、海外でも人気な理由、わかります。

Spending all my timeって「三人がいつも一緒に過ごしてきた」という関係性のようにも思えるし、「メンバー個人とPerfume」という意味にも取れる。例えば同性愛の曲としても解釈できる。歌詞で詳しく言及されていない分、いろいろな聴き方ができます。

MVで着ている制服っぽい衣装が、学生時代の青春をPerfumeに捧げてきたストイックさみたいなものを連想させて、泣けます。

 

9) Hold Your Hand

2014年発売の「Cling Cling」のカップリングで、2017年発売「COSMIC EXPLORER」の最後の曲。

PVはファンから集めた写真を繋ぎ合わせた、温かみある映像になっています。元気がない時に「ひとりじゃないよ」って語りかけるような、気持ちがはやっている時にはちょっと立ち止まらせてくれるような、何というかPerfumeには珍しい雰囲気の曲です。最初はそこまでグッと来なかったのですが、聴けば聴くほどハマっていきました。

アルバム自体は壮大なテーマに挑むPerfume!って感じなんだけど、最後に手作り感溢れる曲がきてなんか落ち着く。手のひらに戻ってきた感じ。

 

10) Puppy Love

2008年「GAME」の最後の曲。当時はライブの締め曲でよく演っていた記憶。トーク時とは打って変わって、パフォーマンス時はクールな印象があるPerfumeですが、この曲は素が垣間見える感じが好き。

「ツンデレーション キミが好き わかりにくいね」これ10年経ってもキラーフレーズだと思うの。

 

 

そして時は変わり2019年。

3月30日、Perfumeがニューヨークに来る。

甲府盆地で自転車漕ぎながら聴いてた…受験勉強の時も就職活動の時もいつも聴いていた。Perfumeは私を色々なところへ連れて行ってくれた。まさかこの地で会えるなんて、本当に夢みたい。

 

今もPerfumeの曲を聴きながらこの記事を書いています。

 

【1/6追記】曲順の数字振りがメチャクチャになっている、とのご指摘ありがとうございました。修正しました。プレイリスト練り練りしながら書いていたもので…O型女子なので、大目に見てください。笑