日本にいる女友達にまず話そうと思っている、ニューヨークでの経験について。
ニューヨーク生活残り二日です。今感じていることを書き記しておきたいと思います。
私がニューヨークに行くことを決めたとき、「アメリカに行くの!自由の国!」と周りに言われた。ニューヨークでは、地下鉄で踊っている人がいるらしい。恋人たちが外でキスしているらしい。店員さんがフランクで、たくさん話しかけてくるらしい。日本人みたいに仕事に縛られていないらしい。みんなが積極的で、みんなが自分の意見を持っているらしい。
でも結局のところ、私には、自由が何かってよくわかっていなかった。
1年経とうとしている今、少しわかったことがある。アメリカを自由の国たらしめているものは、一番に、「色々な美しさが認められる」ということだ。そう感じたのは、私が日本人女性だからなのかもしれない。
日本では、女性は細くて、色が白くて、小さい顔に大きな目がついていて、髪はよく手入れされてサラサラで、それが「可愛い」とされる。見た目だけではなくてふるまいについてもいくつかパスするべき基準があって、自己主張しすぎず、家事ができて、そこそこいい大学を出て、女性は30歳までに結婚する。
私はそういうタイプの女の子じゃなかったから、日本にいる時、いつも自信がなかった。
ニューヨークではそもそもみんな肌も髪も、美意識だって違う。でもそれは日本の中でだって同じだ。生まれもった身体的特徴はそれぞれ違う。一つの基準に縛られることはないんだ。私にとって快適な「美の自由」は、他の人にとっても快適だ。「生き方の自由」とか「セクシャリティの自由」とか。
7月に29歳になる。これからは、私の「可愛い」は私自身が決める。
日本で息苦しさを感じている、私の同年代の友達にこのメッセージが届きますように。もちろんたまには盛れてるセルフィーも撮るけどさ、あなたはそのままで美しいんだよ。
紅茶派のあなたに!ソーホーのお手頃美味しい紅茶、Harney & Sons(ハーニー&サンズ) とT2(ティーツー)
ニューヨークには、スタバがないブロックを探すのが難しいくらい、たくさんのスタバと、たくさんのコーヒーショップがありますが、私はコーヒーより紅茶派です!街を歩いていると、ついつい紅茶を飲めるカフェを探してしまうのですが、ニューヨークのSoHo(ソーホー)という所に、私の好きな紅茶屋さんがぎゅっと詰まったエリアがあります。
1) Harney & Sons(ハーニーアンドサンズ)
ハーニーアンドサンズは1983年創業、ニューヨーク発祥の紅茶店です。せっかくお土産に買うなら、ニューヨークのものが欲しいですよね!
高級感あるデザインなのに、ティーバッグ×20で6ドルくらいから買えるので、家で飲むも良し。なかなかお手頃です。カンカンに入った紅茶と、紙パッケージのがあって、紙の方がちょっとだけ安い。
試飲もできます。
プレゼントしたい人の顔が浮かんでくるようなコースター(alcoholて書いてある)。
その他エコバックやポーチ、キャンドルなど、洗練されたデザインで結構可愛かった。
私の好きなアールグレイのティーバッグが売り切れている!!!中にカフェがあるので、そちらで頂きました。
観光客に慣れているからなのか、英語をゆっくり丁寧に話してくれた。
ありがとう、スミス!(勝手に命名)
暖かいお茶を飲んでぼーっとしてたら2時間くらい経ってました!そんなに混んでないし良い感じです。
2) T2(ティーツー)
T2はオーストラリアのメルボルン発祥のお店です。日本にはまだ未上陸みたい。初めて見た!!
店内は新しくてとても綺麗でした。ここでもフリーで試飲出来ます。店員さんが勧めてくれます。
どの紅茶も、そのままバラまけるギフト仕様で、カラフルなボックスに入っています。自分で好きな紅茶の詰め合わせができるみたい。香りを楽しみながら選ぶ…こちらのアールグレイはフルーツみたいな香りがします。
ここで可愛かったのはティーカップ!!
タンブラーも…何これすごい好み!!!
まだ新しい店内。
今日は紅茶だけ!日本に帰国するときにまた買いに来たいな〜!
*
SoHoは、ニューヨーカー御用達のコーチやケイトスペード、各ハイブランド、その他有名セレクトショップが立ち並び、ウィンドーショッピングだけでもお洒落気分が味わえます。若者に人気のエリアなので、もし時間があったら立ち寄ってみてください(^^)
アメリカ生活は太る?ニューヨーク駐在妻が激太りした後半年で3キロ痩せた理由。
アメリカの食生活と聞いて想像するものって何でしょうか。
ビッグなハンバーガーに、ホットドック、ピザという炭水化物のオンパレードに、油の滴るステーキ、コーラ、毒々しいほどカラフルなお菓子…。
「野菜?食べてるじゃないか!このポテトチップス。」「今ダイエット中だから、ダイエットコークを毎日飲んでいるんだ。」
なんてアメリカンジョーク、よく聞きますよね。
渡米前、田舎の両親には
「あんた太りやすいんだから気をつけなさいよ。日本帰ってきて誰だかわからないくらい太ってたら困るよ。」と言われる始末。
私もニューヨークに住むまで、そんなステレオタイプのイメージを持っていました…。
そして実際、1ヶ月で激太りしました。だって食べてみたいものばっかりだったんですもん。ニューヨークって、思っていたよりもずーっと、美味しいものがたくさんあります。そうこう言っているうちに、顔と二の腕がパンパンに。
しかし!
炭水化物ダイエット、ジム通い、ヨガ、、、食欲だけは旺盛で、意思が弱く何をしても続かなかった私が、ニューヨークに来て半年、何か特別なダイエット法を実践したわけでもなくニューヨークに来る前の体重からマイナス3キロの減量を達成できたんです。今日はその理由を6つお話します。
1) 地下鉄の料金が高いので、どこでも徒歩で行きまくる
ニューヨークの主な移動手段は地下鉄かかタクシーです。地下鉄はどこまで行っても2.75ドル(日本円で約300円)。どこまで行っても一律料金なら、安いなぁって思うじゃないですか。
違うんです。
一駅しか乗らなくても300円なんです。
ましてや、中心街であるマンハッタンの広さは東京23区の世田谷区ほど。そんなに広くはありません。さすがにマンハッタンの上から下まで歩くと3時間くらいかかりますが、多くの日本人がそうであるように、中心街に住んでいれば目ぼしい場所の多くへは30分程度で歩いていけます。数十メートルの移動に300円…日本だったら品川→横浜でお釣りがくる金額。
タクシーは日本よりも安く乗れるUberというサービスがありますが、日常の生活で使うことはほとんどないかなと思います。
ということで、日々300円をケチるために歩き回っています。
2) 結局和食が食べたいので、自炊するようになる
こちらに来て1ヶ月は、毎日のようにやれシェイクシャックだ、ピータールーガーだ、という生活をしていました。そりゃ太ります。しかし、途中で気付いたんです。和食が最強であることに。
会社員時代、散々お世話になっていた大戸屋もあることにはあるのですが、超人気店、かつ、高い。せいろそば15ドル、鶏と野菜の黒酢あん定食21ドル、チキンかあさん煮定食 22ドルぅぅぅ!!!約2400円…。かあさんニューヨークに来てずいぶん変わっちゃった!?あのやさしいかあさんを返して!!!
働いていた時のことを思い出すなどして、涙目になりながら食べるほどちょう美味しかったのですが、毎日は行けない。
ということで、自炊せざるをえなくなりました。ちなみに、日本食を売っているスーパーがあるので、食材や調味料など大抵のものは手に入れることができ、料理嫌いの私にも言い訳が見つからない状況…半強制的に自炊するようになりました(のちに自分で作ったご飯が最強美味しいと気付きます)。
揚げ物なんてできないからヘルシーなものばかり食卓に並びます。良き良き。
3) 駐妻コミュニティにいると、綺麗な方が多く、勝手に美意識が高まる
たまに駐在妻の集いに呼ばれるんですが、20代〜アラフォーくらい(全くアラフォーに見えないです)の美女が大集結してます。華やかだけど、品があって、まず顔が美しい。いやそうなんですけど見習いたいのはその美意識!!やっぱり綺麗な人は努力しているんだなあと思います。
綺麗なものを見ると、なぜか自分も頑張ろうとか、せめて美意識だけは持ち続けようとか、そういう気持ちが湧いてくるじゃないですか。そんな感じです。
4) ジム付の家に住むので、ジムに行くのが億劫じゃなくなる
ニューヨークの不動産はピンからキリまで。ただし、治安の関係もあって、ほとんどの日本人がドアマン付き、ジム付き、もちろん利用料込のマンションに住んでいます。うちにはないですけど、シアタールームや子供のプレイルームがあるなんて物件に住んでいる方も。だからジム付きってそんなに珍しくないんですよね。
日本にいた頃、家から徒歩7分の、最寄駅の上にあるジムの会員だったんですけど、夏は暑くて行けず、冬は寒くて行けませんでした。汗を流すどころか、ジムの月会費7000円を水に流しまくる大失態です。
しかしニューヨークなら、月会費も気にせず、たまに来る「ちょっとカラダ動かしたいなあ〜」って気分の時だけジムに行けます。マンションから一歩も出ずに。これは、出不精の私にとってヒットでした。
日本に帰ったら部屋の中にランニングマシン置くしかないですね。
5) コンビニが少ないため、コンビニ飯&お菓子を買わなくなる
日本では、平日の昼は毎日セブンイレブンのお弁当を食べてました。もし私が突然死んでも、防腐剤のおかげで死体が腐らないほどに。それくらい、コンビニはなくてはならないものでした。私が好きだったのは、、、OLさん向けだと思われる、「ミニ丼」とかそういう可愛いやつじゃないです。ご飯の上にカレーとハンバーグが乗っかってチーズがかかったドリアです。名前忘れちゃったけど、スーパーカロリーランチです。でも美味しかった。
ニューヨークではびっくりするほどコンビニが少なくて、セブンイレブンもあるにはあるんですけど、あんまり買うものがありません。カレードリアもない。おかげで、全然コンビニに行かなくなりました。
あと、仕事終わりのご褒美♡と思って駅のKioskでガルボとかちっちゃいお菓子買ってたんですけど、地下鉄にコンビニがないので、お菓子も買わなくなりました。
6) むしろ、ニューヨーカーの方が日本人よりもよっぽど健康意識が高い
オーガニックをうたったサラダショップの多いこと。テレビを付ければサプリメントのCMがやっています。コールドプレスジュースとか日本でも流行ってますけど、ニューヨーク発祥だとは知りませんでした。今やニューヨーカーの間では、クレンズジュースの入ったエコタンブラーを腰に下げ、引き締まった脚をスポーツレギンスで魅せるのが最高にクールっぽいです。
また、天気がいい日にセントラルパークに出かけると、走っている人の多さに驚きます。皇居ランなんてもんじゃないです。老若男女が、脇目も振らず、思い思いに、走っています。その姿を見ると、「私は私のペースでやればいいんだ。私のカラダをいたわって、健康にしてあげられるのは私だけだ」というポジティブなメッセージを感じるのです。ニューヨークのそんな空気が、もしかしたら私の中の何かを変えてくれたのかもしれません。
いかがでしたか?
これからも、私は私なりに、美味しいものを探しに歩き回って、食べたいものを食べて、ニューヨーカーに負けないくらい自分を愛して。少しずつ自分の好きなカラダに近付けたらいいなぁ、と思っています。
アメリカはパンが不味い?そんな常識を破るニューヨークのパン屋さんがArcade Bakeryです。
こちらへ来る前に、ニューヨーク駐在の先輩駐妻から聞いていたんです。「アメリカはパンが不味い。」と。その先輩は、美味しいパンを求めて、ホームベーカリ―を買い、今や自宅でパンを焼くパン職人になるに至ります。
朝から焼きたてパンの香りが漂う自宅に憧れはあるものの、私にはパン職人になる気概はない。
でも、美味しいパンが食べたいーーー!と思ってニューヨークのパン屋さんを食べ歩くこと数軒。ありました!お気に入りのベーカリー。
それがArcade Bakery(アーケードベーカリー)です。
Arcade Bakeryはマンハッタンの下の方、トライベッカという地域にあります。
ミッドタウンからだと早歩きで40分くらい。名前の通り、アーケードの下にあるんですが、初めて訪れた時の印象は、「えっ?ここパン屋さん?」でした。
重厚なオフィスビルのロビーに人が吸い込まれるように入っていくスポットが。
これが入り口です。パンのいい香りがします。
名前の通りアーケード状になっていて、壁際に設置された無骨なつくりのベンチで、お客さんが思い思いの時間を過ごしていました。こういうところって落ち着く。
せわしいニューヨークですが、ここだけ時間がゆっくり流れている~。
ショーウインドウにはパンが少しずつ並べられていて、どれも美味しそう。
アップルのデニッシュにしました。
ベンチで食べます。
まだ暖かく、サクサクのデニッシュ生地が最高でした。リンゴもたくさん乗っています。これ、近くにあったら絶対通っているパン屋さんの味だ。
この美味しいパンを焼いているシェフは、Roger Guralさん。
Bouchon Bakeryという有名なパン屋さんや、ブルックリンのダンボ地区のBouley and Almondineというパン屋さんで修業した方です。(彼のレジュメより)。
過去には三ツ星フレンチレストランのシェフとして師事していたことも。
料理の温度を大事にし、一刻一刻の味を大切にしたい!という繊細なフレンチのエッセンスが活かされており、パンはいつも焼きたて。
たくさんのパンを置いておかないのは、それが理由みたいです。
ランチタイムにはピザやサンドイッチもよく売れている様子。実際、To go(テイクアウト)で買っていくビジネスマンを何人か見ました。
次は、売り切れだったイチオシのバゲットが食べたいです。
※訪問の際は時間にご注意を!午後3時にはクローズになるようです。
Arcade Bakery
220 Church St, New York, NY 10013
月~金:8:00~15:00
土日休業
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