アメリカはパンが不味い?そんな常識を破るニューヨークのパン屋さんがArcade Bakeryです。
こちらへ来る前に、ニューヨーク駐在の先輩駐妻から聞いていたんです。「アメリカはパンが不味い。」と。その先輩は、美味しいパンを求めて、ホームベーカリ―を買い、今や自宅でパンを焼くパン職人になるに至ります。
朝から焼きたてパンの香りが漂う自宅に憧れはあるものの、私にはパン職人になる気概はない。
でも、美味しいパンが食べたいーーー!と思ってニューヨークのパン屋さんを食べ歩くこと数軒。ありました!お気に入りのベーカリー。
それがArcade Bakery(アーケードベーカリー)です。
Arcade Bakeryはマンハッタンの下の方、トライベッカという地域にあります。
ミッドタウンからだと早歩きで40分くらい。名前の通り、アーケードの下にあるんですが、初めて訪れた時の印象は、「えっ?ここパン屋さん?」でした。
重厚なオフィスビルのロビーに人が吸い込まれるように入っていくスポットが。
これが入り口です。パンのいい香りがします。
名前の通りアーケード状になっていて、壁際に設置された無骨なつくりのベンチで、お客さんが思い思いの時間を過ごしていました。こういうところって落ち着く。
せわしいニューヨークですが、ここだけ時間がゆっくり流れている~。
ショーウインドウにはパンが少しずつ並べられていて、どれも美味しそう。
アップルのデニッシュにしました。
ベンチで食べます。
まだ暖かく、サクサクのデニッシュ生地が最高でした。リンゴもたくさん乗っています。これ、近くにあったら絶対通っているパン屋さんの味だ。
この美味しいパンを焼いているシェフは、Roger Guralさん。
Bouchon Bakeryという有名なパン屋さんや、ブルックリンのダンボ地区のBouley and Almondineというパン屋さんで修業した方です。(彼のレジュメより)。
過去には三ツ星フレンチレストランのシェフとして師事していたことも。
料理の温度を大事にし、一刻一刻の味を大切にしたい!という繊細なフレンチのエッセンスが活かされており、パンはいつも焼きたて。
たくさんのパンを置いておかないのは、それが理由みたいです。
ランチタイムにはピザやサンドイッチもよく売れている様子。実際、To go(テイクアウト)で買っていくビジネスマンを何人か見ました。
次は、売り切れだったイチオシのバゲットが食べたいです。
※訪問の際は時間にご注意を!午後3時にはクローズになるようです。
Arcade Bakery
220 Church St, New York, NY 10013
月~金:8:00~15:00
土日休業
クレジットカードOK